不動産を購入すると、忘れた頃にやってくる税金。
それが、不動産取得税です。
仲介させていただいたお客様には、
事前に幾らくらいになりそうだという試算をして、
どの時期に来るかということをお話しさせていただいています。
金額はあくまでも概算になりますが、
不動産はやはり大きな金額ですから、税金も大きな金額になる可能性が高いもの。
知らずにいると、びっくり仰天してしまいますからね。
少しですが、これもお客様へのサービスの一つです。
さて、夏に土地を購入なさったお客様のところへも、その税金はやってきました。
「こんなんが来たんじゃ〜」というお客様に、
届いた納税通知書を見せていただいたところ、どうも金額が試算したものとあいません。
税金に関しては、詳しくは税理士さんに聞いてもらうのが本筋ですが、
試算がこれほど違っては〜 不動産の税金に関しては少しばかり知識があります。
お客様に了承を得て役所に聞いてみました。
不動産取得税は、そもそもその土地の固定資産評価額を元に算出されます。
しかし、この土地。
もともとあった大きな土地を、一部分割(分筆)して購入したもの。
だから、その部分だけの固定資産税評価額は無いんですよね。
で、役所としては、無いものはどうしようもないからと単純に面積按分して算出しただけだったんです。
だけど、分割によって条件が変わりました。
二方向道路が一方だけになり、面する路線価も違います。
奥行きや間口の大きさだって変わったのです。
単純な面積按分をすると実際より高値で評価されてしまったと同じになり、
かかる税金も多くなってしまいます。
そこで、役所にそのことを伝えて正しい評価を行ってもらうようにお願いしました。
何万円かはわかりませんが、たぶん支払う税金が安くなるはずです。
払うものはすぐに払うってタイプのお客様でしたが、
少しお小遣いが増えたかもです。
役所から支払い通知が届くと、無条件に信頼して支払う人が多いと思いますが、
こんなケースもあるのですね。
(私から見れば、役所の怠慢〜という感じがしましたが・・・)
何はとこあれ、よかった、よかった
不動産に関することは、どんなことでも、まずはご相談くださいね〜
ちょっとだけでも、お得になることがあるかもしれませんよ。