文房具屋さんで売っている、
ごく当たり前の「消しゴム」が、
もし一万円だったら???
漫画家の手塚治虫さんが使ったとか、
特別な由緒あるモノなら別ですが、
誰もこんな高い「消しゴム」買わないですよね。
そう、世の中のほとんどのモノには、
相場というものがあって、
それにかけ離れれば離れるほど、
売れにくくなっていきます。
不動産だって、そう。
不動産にも相場があります。
ゆめみらいでは、売却価格を算定する場合、
物件査定書はもちろん作成しますが、
近隣の相場の調査も行います。
売れ筋の間取りや、色あいなどの市場調査も行います。
充分に市場調査をして、売却価格のご相談をいたします。
誰しも自分の持ちモノには愛着があって、
安値を付けたがりません。
おまけに高値で売れたらお小遣いだって増えるなあ、
なんて考えてしまったりします。
だから、高値に設定しがちです。
査定は、売主様の考える価格とは低くなる場合もあります。
消しゴムと不動産の違うところは、
量産されたものではないので、
[同じものがない]というところでしょうか。
たまたま、相場より高いものがひょっこり売れたりします。
しかし、それは滅多にないケースです。
一定期間が経過すると、少しずつ値段を下げていきますから、
結局、売却になる価格は、
当初に査定させていただいた価格に落ち着くことが多いですね。
高値で出してしまったがために、
購入希望者の土俵に乗らない可能性が高くなります。
最近では、ネットで自由に探せるし、
購入を検討している皆さんは、ずいぶん勉強なさってますから。
売却まで時間がかかってしまった分、
売主さんにとっては、よくないことでしょう。
棚ぼたを期待しじっくり待つか、
はたまた、早く売却したいか?
理由をあげて、じっくり説明してくれる業者に売却を依頼しましょう。
中には、複数の業者に査定を頼んで、
一番高値の業者に依頼する方がいますが、これも危険です。
わざと高値を提示して気を引いておいて、
だんだんに値引き交渉する、という業者の手口です。
他の業者との競争に勝ち抜く不動産業者の知恵ですが、
お客様のためには、これっぽっちもなりません。
その不動産業者が買い取ってくれるわけではありませんからね。
複数の業者から相場を得て、
自分と気があって、信頼できる業者を探していく〜というのが、ベストです。