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    2018年5月

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      ゆめみらい日本刀物語の第4段! 

      続きが気になるというお声をあちこちから頂きはじめました。続きです。

      取調室に通され、私が座っている机の傍らに警察官が三人立って話しかけます。

      私はとうとう犯罪者扱いされはじめたらしく、口調はきつめの大きな声で、とても高圧的で威圧的です。

      家財ごと買い取った建物の中に日本刀があった事、出てきた場所をきちんと住所まで伝えたし、元の所有者も、発見に至った経緯も、、、、細かく丁寧に伝えました。

      しかし警察側は「はじめからの出所が解らないと発見届は出せない」と繰り返します。

      う〜ん、私には『はじめからの出所』という意味がどうしても理解できないのですよね。

      はじめからって、刀を作った時から今までの事? 常識的に考えて、それは無理でしょ。

      説明を求めましたが、嫌そうな顔をするだけで説明してもらえません。

      ぼんやりと分かったのは、警察は、ウチの会社が手にする前の持ち主から、私のですというセリフを聞きたいのだという事でした。

      といってもねぇ。2世帯住宅の親世帯の住居から見つかったので、おそらく親御さんのコレクションなのだと思いますが、既に亡くなられていますから私のですとは言えません。

      相続した娘さんは日本刀があった事を知りません。

      その事情を伝え、家財ごと買い取ったので所有権はウチの会社にありますから、ウチの会社の単独で処理してくださいと言い、かたや警察は「はじめからの出所が解らないと発見届は出せない」と言います。

      何度言っても警察の思うとおりにならない私に苛立ったのでしょうか、まるで押さえつけるように、大声で威圧的に話すんですよね。

      そんな大声で話すのはやめてください、聞こえてますからって言うほど。

      この威圧感に負けてしまって、やがてない事をあると言ってしまい… 冤罪って作られていくのかもしれませんね。

      そして別室で相談するらしく暫らく待たされ、出てきてまた同じことを繰り返し… という堂々巡りが何度か続きました。

      警察官の本心としては「いや〜弱りましたよ。日本刀を発見した時の発見届処理手順書ってのがありましてね、それによるとカクカクしかじかなんですが、そのどれにも当てはまらないケースなんで、どうしたものか、こちらも処理の仕方が解らなくて悩んじゃってるんですよ〜」というのが本当の気持ちだったのだと思います。

      はっきり伝えてくれたらいいのにね。

      それなのに力ずくで抑え込もうとしているみたい。

      警察の思う通りに動かない強情な奴だとばかりに、だんだんと態度が悪くなってきました。

      ギロリと睨んだり、めんどくさそうにしたり。

      私の方も、座り心地の悪い椅子に座り続けて疲れてきたし、だんだん精神的にも疲弊してきました

      随分と長く警察の取調室に居る様な気がして、時間を確認すると、訪れてから既に3時間超えています。

      ビックリして、あとどのくらいかかるのですか? と聞きましたが、これまた明確には答えてくれません。

      ま、これは仕方ないかもしれませんが。

      警察の都合で時間ばかりかかっちゃって、こちらは大迷惑です。

      ああ、早く帰って晩ご飯の支度をしなければ。

      子ども達がお腹を空かせて待っているはず。

      善意の届け出者を、こんな長い時間拘束するって一体どういう事なんでしょうかね。

      もう帰らせてくれと強く訴えると、帰ってもいいけれど日本刀は証拠品として提出しろと告げられました。

      提出するともう戻ってはこないようです。

      う〜ん? 日本刀を見つけたら、警察に持って行って発見届を出して、その後、本物か偽物かを鑑定して… そんな流れを教えてもらったのに、どうして没収されちゃうわけ? 理由を聞くと、「持って帰ってもらうわけにはいかないから」だそうです。

      説明になってないじゃん!おいおい!

      そのうち、一人の警官が何やら用紙を持ってきました。

      「え〜っと、アナタの名前は・・・住所は・・・」と書き始めます。

      「これで間違いないですね?」

      「… はい。… それ、何ですか?」

      「調書です」

      「調書ってなんですか?」

      「今までの事を書くんです。で、〜〜〜でしたね?」

      「いや、そこんとこ、ちょっと違って×××です(あんなに何度も言ったのに覚えてないのか?(私の心の中の声))

      「次は▼▼ですね?」

      「あ、字が間違ってます。それと■■ですよ」

      「続いて○○でしたね?」とギロリ。

      「いえ、また当て字になってますけど…いや、その字でもなくて、クサカンムリの…(この人、国語は苦手かな) ところで調書は何のために作るのですか?」

      「・・・(無言で消して直してる)。その次は、、、」

      「ちょっと待ってください。調書には協力しないといけないのですか?協力しないとどうなりますか?」

      「どうもなりませんよ」

      「事実とは違ったものが出来上がりますけど、そうしたらどうなりますか?」

      「どうもなりません」さらにギロリ。

      そんなやりとりがありました。

      法律に全く無知なので、いちいち質問して申し訳ない。

      「でしたら、私に聞かなくていいじゃないですか。どうぞ私の方は良いので、進めてください」

      私のその言葉を受けて、何やら書いて、やがて出来上がったようです。

      警官「では読み上げますね。○○が××で〜 そして@@@になって〜… では、ここにサインをお願いします」

      「内容が少し違いますね。サインすると認めたことになるのでは? だとしたらサインできないです」

      法律や司法手続きに詳しい人が読んでいたとしたら、ヒヤヒヤものなのでしょうね。まさしく無知のなせるワザ。

      ですが、これって不動産業者の職業病で、よく見なかったり納得いかずに契約事にサインして、後々トラブルになった事例を沢山見てきましたから、サインするのには慎重なんです。

      「ん、じゃサイン無しで結構です」

      「サインしないとどうなるのですか?」

      「どうもなりません」またギロリ。

      結局内容がめちゃくちゃなまま、何やら書類は処理されていったようなのですが、やっぱりこれは大変な事だったのです。

      さらに来月に続く。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       


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