みなさま、こんにちは。
大変です。ゆめみらいに似合わない大事件が起こりました。
男性が頭から血を出して死亡していた事件について広島県警は解剖の結果、殺人と断定し70人体制の捜査本部を立ち上げました。午後8時頃、知人宅の玄関先で、頭から血を流し倒れているのをこの家に住む女性に発見されました。病院に運ばれましたが、およそ5時間後に死亡が確認されました。その後の司法解剖の結果、頭に数か所殴られたような傷があったことなどから警察では殺人事件と断定、広島南署に捜査本部を設置しました。着衣に乱れはなく、警察では凶器の捜索を急ぐなど捜査を続けています。
お亡くなりになったのは、この夏に土地売買のお取引させていただいた方。
不動産は大きな財産なので、利権が絡みそして詐欺も絡み、特に複雑になっていた案件でした。それを解きほぐし、解決し、笑顔のお取引をさせていただいたのですが・・・
8月にも今回の事件現場と同じ場所で、同じように頭に怪我をなさっていたんですよ。
「しばらく入院していたんですよ〜」とテレながら、それでもいつもの笑顔で事務所に訪ねてきてくださいました。
いつもと違う帽子姿を「おしゃれですね〜」と褒めると、それは頭の怪我を隠すためのもので、その時の様子を詳しく話してくださいました。 普通では考えられない怪我のしかたなので、「気をつけてくださいよ〜」と言ったのですが、まさか・・・
悔しいです。人のよさそうな笑顔が思い出され・・・本当に、悔しい。
人生の終焉が「人に殺される」という心境はいかに無念なものだったか。79歳とはいえ、これからの大きな夢をもっておられた。不動産の売却で懸案が解決され、手はずも整い、本当にこれからというときだったのに・・・胸が締め付けられる思いがしました。
きっと、夏の事件の犯人と同じです。あの時、警察がもう少し捜査してくれていたらと悔やまれます。やっと70人体制の捜査本部とは。同じ場所で同じ頭、もっと早く動いて欲しかった。警察は人が死なないと動かないのか、それでは手遅れではありませんか!
そして我が社にも、事情聴取がありました。被害者の方は、私には話したことでも警察に話してないことがあるのがわかり、随分心を許してくださったのだなあ〜としみじみ思いながら、思い出す限りのお話をいたしました。
ひととおり、話をして終わったものと思っていると、今度は翌日、別の警察官が事情聴取に。
しかも! 手土産持参!!(いいのでしょうか?こんなこと書いても?)これって、私たちの税金から支払われているのよね?
捜査への協力は、当たり前なのではないでしょうか?
前日に話した内容を更に詳しく聞きたいからということでしたが、何月何日にどうしたとか、誰々がどうしたと、細かく聞いてきます。まるで尋問。
一箇所だけ深く掘り下げたってダメジャン!!
犯人のメドが立たず、被害者の身辺の全体を洗い出しする必要があるそうで、土地売買もそのひとつらしいのですが、尋問は気持ちがいいものではありません。
それって、私が犯人だと思っているわけ?
捜査に協力したい気持ちは山々ですが、買主のお客様を犯人呼ばわりして聞き込みしたという話も伝わってきています。マスコミにも迂闊に情報を流してしまったようですし。だんだん腹がたってきて、苦情を申し上げお引取り頂きました。公務執行妨害? 逮捕するならしなさい! 私には、買主のお客様を守る義務もあります。警察は市民の味方であって欲しい。
とまあ、鼻息も荒くなってしまいましたが、その後も何度も来社され事情聴取、そして電話での事情聴取。
犯人でのメドが全くたっていないようで、警察の方から「何か解決の糸口はないですかねえ?」と問われ、あ〜だこ〜だと一緒に悩む始末。まるで「シャーロックホームズ」か「刑事コロンボ」です。やはり、いまだに犯人は捕まっていないようです。
しかし、この事情聴取というものは、運よく? 初めてですがとても、とても、疲れるものですね。
容疑者を早く捕まえて欲しい! その気持ちだけで対応させていただきましたが、昼前からお昼も食べずに延々3時間半ということもありましたし。拘束時間の長さもありますが、何だか気持ちがとてもとても疲れてしまって、その後も仕事が全く手につかない状態になってしまいます。
結構、後に引かずに気持ちを切り替えることが出来るタイプだと思っているのですが。やってないことを自白した、とか冤罪がおきるのも今なら理解できる気がします。実は私も、仕事でありえないミスをしてしまいました。反省、反省です。