前月に引き続き、不動産の状況をお伝えしましょう。
え?また?と言われても、実はこれが本業なのですよ。
みなさまどうぞ、お許しください。
さて、「買いたくても融資してくれないので買えない」「買い手に融資がつかず売れない」という状況に変わりはありません。
低調な動き、そして下落基調となっています。
仲立ちをすることで利益を得ている不動産業者は、もちろん苦しいし、開発した物件を販売する不動産業者は、目論んでいた価格から大幅に値下げしても売れず。。。そりゃもう、業界全体が大変な状態になっています。
上場会社の経営破たんによる突然死が続いているのですから、街の弱小不動産業者にはもっと深刻で、どんどん閉めているし、しばらく連絡がつかないな〜なんて思って訪ねてみると、会社ごとなかったり。夜逃げもあるらしいですね。
状況は一層深刻さを増してきております。
こんな状態が続くと、どんどん不動産の流動性は落ちていき、やがて資産デフレにつながります。そして景気の悪化を増幅させていきます。
ようやく政府も重い腰をあげて、計画中断になった土地を独立行政法人に買い取らせる案とか、住宅ローンを組みやすくするなど、不動産市場へも公的支援に乗り出すことになったようですが・・・
そうそう、米国の一部地域の住宅価格が、借り続けるより買った方が安いというレベルにまで下落したそうです。
加えて住宅ローンの金利が過去最低水準となったこともあって、小さなアパートの家賃より、寝室が4つもあるビクトリア調の一戸建て住宅のローンのほうが安いのですって。
金融機関関係の書類には「持ち家か否か」にマルする欄があります。
人物評価?の材料の一つだった持ち家が、借りるより安い値段だったとなると… 「借家住まいは、お金持ち」ということになるんですよね。
ああ、今までの価値観が根底から崩れていきそう。。。
そんなことを考えながら、見上げるとそこには美しい桜の花が。なぜだか今年の桜は、例年に比べて特別艶やかでどこか妖艶で、しかも魔力までも秘めているように感じるのは私だけでしょうか? 日本の国花は桜。百円玉には桜のレリーフが入ってますし、千円札、五千円札、一万円札にも、桜のモチーフが使われてます。お金もヒトの心を惑わす妖力を持っていますから、私が見た今年の桜とはベストマッチングしてますね。
どの硬貨も美しいレリーフだし、お札も精巧で美しい。だから貯め込みたくなるのでは? この不況の打破には、滞っている1400兆円の預金を流通させることが必要だと聞いています。経済にとってお金は血液と同じなのですから。
とすると、今の美しいデザインは不要ですね。
見た目がものすご〜く気持ち悪くって、見るとオエ〜ってな感じになって、見るのが嫌、当然、持つのも嫌。だからすぐに使いたくなるとか。おまけに匂いも臭くて臭くて、持つのが嫌ですぐに使いたくなる、とか(笑)
財布に入れていると、みんなから「臭いから早く使ってしまえ」と言われちゃったり(笑) ついでに預金通帳も臭いとか(笑笑)
ま、ま、そんな戯言はヨシとして、この不況は今までの価値観を全部ひっくり返さないと乗り切れないような気がします。
この美しい桜がやがて桜吹雪に変わる頃、なにか大きな転換が来るような気が・・・しませんか?
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