新緑の美しい季節になりましたね。
ゴールデンウィークは、皆さんはどちらにお出かけでしょうか。
実は私、古い建物がとっても好きなのです。
前にもお伝えしたことがあったかな?
新築はもちろん美しくて機能的ですが、どことなく気取った感じがしてしまって。
それよりも、錆びたドアノブとかにほっとするんです。
大正ロマン風とか、昭和のエッセンスがプンプンとか、これは「年月を経た味わい」なのでしょうね。
もちろん、配管が古びて水漏れしたり、電気配線がダメで漏電寸前だったりと、維持費はかなりかかるんですけど。
それでもやっぱり古い味わいが好き。
相当な物好きなのかもしれません。
さて、その物好きが高じて購入した安芸高田市吉田の「元中学校」。
広いグランドに、昭和24年築の木造校舎があり、体育館までついています。
町の合併により統合され廃校になったもので、いったん縫製工場として活躍したものの、その縫製工場が左前になり、ゆめみらいが購入することになったというわけなのです。
とにかく校舎がいいんですよ。
私自身も木造校舎でしたし、懐かしさでいっぱい。
教室は白壁仕上げで、相合傘のいたずら書きがあります。
ふし穴いっぱいの木の廊下や階段。
そして、ココは校長室で。。。なんて、ひたすら感激でいっぱいになってしまいます。
木造校舎に惚れた挙句、衝動買いしてしまったんでしょうねえ。
不動産業者らしからぬ行動ですね(照)しかしその校舎、事情があってついに解体することになりました。。。廃校になって久しいですが、ご近所には卒業生がたくさんいらっしゃる。
いつの間にか建物が無くなって、別の物が出来ていた・・・というのでは、なんとも味気ない気がして。果たして、ただ解体しただけでいいのか??
いろいろ考えた結果、解体作業に入る前にお別れ会をして、地域の皆さんに名残を惜しんでもらうことにしました。
せっかくの古美しい校舎ですもの、古い校舎を気に入って購入した物件ですもの。
地元の方に相談すると、とても喜んでくださり、あっという間に企画ができ、そして続々とお手伝いの輪が広がりました。
準備しながらつい昔話に花が咲いちゃうそうで、楽しみながらしてくださっているのだな〜と、とても嬉しく思い、そして頭が下がります。
いくら地元とはいえ、無償のボランティア。
それを東奔西走で準備してくださっていますからね。
遠く広島の一企業のふとした思い付きにココまでご協力いただいて、本当にありがたく思っています。
実は、開催にあたって、ゆめみらいの社長の立場としてはとても悩んだのですよ。まったくのボランティアだし、弊社にとって利益につながることではないし、その逆に費用もかかるし、手間もかかりますから。
でも、こうした利害を超えた善い行いは、天の蔵に『徳』として格納され、その人が本当に困ったときには蔵の扉が開いて助けられるのだ、そう思っています。
お別れ会の成功のためにもうひと踏ん張り!
ゆめみらい初の大きな社会貢献となります。ゆめみらいもがんばります。
神楽を主軸に、うどんあり、校舎をバックに撮影会あり。
当時の校歌の伴奏も残っていましたから、歌詞を大きく書いて貼り出して皆で歌います。現役時代の校舎の写真を持ち寄っていただき、当時の面影をたどります。
楽しいイベントになりそうですよ。
そうそう、卒業生以外の方でも参加は自由ですので、新緑の美しい季節を楽しみながらドライブがてら、お出でになりませんか?
ご相談は、今すぐ
不動産のゆめみらいへ
お気軽におたずねください。