このところ国内景気も円高、デフレ、世界経済減速と雲行きが怪しいですね。
肝心の政治は管VS小沢の代表選の話題ばかり。
身を削るような猛暑の夏の後には、先の見えない落日の暗い秋が来そうな日本の現状ですが、朗報もあります。
とうとう
Google不動産検索が日本でも始まりました。
ようやくこの日が来たという感じでしょうか。
Google不動産検索とは、マップ上で地名とともに、「賃貸」「マンション」などのキーワードを入力して検索すると、不動産情報が地図上に重なって表示されます。
地図上に表示されたアイコンをクリックすれば、家賃や間取り物件の写真などの情報を一覧でき、Google マップのルート案内やストリートビューとも連携して、より詳細な情報も調べられるというもの。
表示する不動産情報は、「ジアース」が13万社の不動産事業者から収集し、取りまとめてGoogleに提供していくのだそう。
小さな地場業者にとって、特に賃貸で言えば、各ポータルへの物件情報出稿料が費用対効果の面で問題になっていますから、無料で掲載できる新規有力ポータルとして、この登場は大歓迎です。
たとえば、不動産ポータルとして有名な「HOME'S」さんは、物件あたり概ね500円/月かかります。
100件掲載すればだいたい5万円です。それが無料なのです。
無料では採算が取れないはずですが、物件情報を多数表示させるために、協力する不動産業者への敷居を低くするためでしょうし、収益はおそらく、検索画面に表示されるバナー広告などで上げていくもくろみなのでしょう。
そもそも住み替えっていうのは、どんな建物に暮らすのかの前に、どんな場所なのかが気になるポイント。
ところが今ある多くの物件情報というのは、家賃や間取りといったハード的な側面ばかりで、周辺がどんな状況なのかがわかりにくい。
特に今は、ネットで検索するのが当たり前になっていますので、実際に現地に行って営業マンに教えてもらうというより、事前にネットで周辺情報も知りたいわけです。
大まかに最寄り駅周辺の情報や地域全体の情報は、mixiの地域コミュや街ポータル的なサイトで把握できます。
でももっと大事なのは、検討したい物件のその周辺がどうなのかということ。
子育て中の若いご夫婦なら、ごく近所に公園があるのかとか、美容室や歯医者、コンビニなど日々の暮らしに関わることが物件を中心に、
その場ですぐわかるという点が重要なんだと思います。
なので、地図情報っていうのは不動産という商品にとっては命なのです。
そういう意味で
Google不動産検索は、他の不動産情報ポータルとはひと味違う便利さを提供出来るのだと思います。
ただ残念なのは、物件詳細ページで実際に周辺の情報を調べようにも、地図は小さいし、例えば「美容室」で検索なども出来ません。
今後、その辺のところを整備して、より使いやすいものを提供する必要がありますね。
さて、ここまで大絶賛とは、ゆめみらいはGoogleの手先か?
いえいえ、そうではありませんよ。
今までの悪習はとっぱらって、クリーンで透明な不動産業が好きなだけです。
今回は、不動産業界にちょっとした革命が起こりそうです。
Googleが提携したのは、「ジアース」というちょっぴり癖のある会社。
今までの積み上げがあり物件も豊富な「HOME'S」「アットホーム」「SUUMO」を選ばなかったのは何故なんだろう、と考えた時、ちょっとドキドキしてきちゃうのでした。
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