11月になりました。
どうやらこの時期は、新年度の役員人選の時期のようで、私が所属する法人会では新部会長が発表されましたし、商工会議所でも人選の真っ最中だそうです。是非やりたい!という人もいるようですが、微妙な力比べもあるようで、水面下では大変なせめぎあいとなっている模様。
一方で、地域の会、たとえば子ども会とか、PTAとか、町内会やマンションの理事会。
そういった役員にはなり手がなく、人選にとっても苦労しているようです。
共働きや核家族化が進み、なかなか引き受けられないというのが現実なのでしょう。
しかし、辞退したくても相当の理由がないと認めてもらえず、候補がなければじゃんけんやくじ引きで決めてしまうらしいですよ。
くじで決められてしまった役員は、まるで「貧乏くじ」を引いてしまった〜なんて、思っちゃうのでしょうね。
ボランティアですから気持ちよく参加できるのが基本だと思いますので、やりたくない人、できない人に強制的に押し付けるのは、お互い不愉快なだけですよね。
そんな感じで役員になったって、本当の誠意をもって活動する気になれるのでしょうか??
そんな中、国土交通省は、マンションの管理組合の標準的な規約の見直し案をまとめ、管理組合の役員資格を緩和し、所有者の配偶者や親族、実際には住んでいない所有者なども役員になれるようにするようです。
役員になれる人の絶対数を増やすことで、役員の人選をスムースにするのが狙いだそう。
不動産業の仕事をしているので、本当にたくさんのマンションを見ます。
少々かかわった某マンションでは、管理業者が私腹を肥やすために都合のいい金づるとなってました。
なにせ、電球交換一か所が2万数千円なんですから。
これじゃあ、いくらなんでも高すぎます。
役員さんは、自宅の電球を交換するのとどうしてこんなに値段が違うのか、ちょっと考えたらわかるはずです。
要するに、やる気の問題だと思うんですよね。なので提案です。
報酬を支払うようにしたらどうでしょう?
忙しいし、苦労も多いし、時間も取られる。
まったくのボランティアですからね。
それだからいけないと思うんです。
なのに、責任は重く、きちんとした運営を求められるのっておかしくないですか?
お金で払うのが難しければ、町内会なら町内清掃のときに、会長の家の前だけは特別きれいにお掃除するとか、PTA役員なら、校長に話して、その子どもの内申を 会長→+3 本部役員→+2 あげるってのは?
報酬を支払うとしても、即効でなり手が増えるとは思いませんけど、胸につかえてたあんなことやこんなことがスッキリするのではないでしょうか?
それに、「長」のつく役割の方は、きっと会費制の会合に出席しないといけないはず。
その出席会費もあるでしょうし、連絡のための電話やメールのやり取りだけでも、大変です。
会合出席のために有給を使い果たし・・・というのもよく聞く話です。
実費の弁済や一定の謝礼を受けたっていいんじゃないかな?
な〜んて思うんです。
そうそう、中学校のPTA会長をしている夫は、愚息の卒業とともにその任を解かれますが、下の子が通う小学校からは熱烈なラブコールを受けてます。
「あなたでなくちゃできないよね〜 頑張れ〜」なんて声援(だけ)を送りながら、心の中では、『シメシメ。夫が会長をやると、私は役員をしなくていいから楽ちんだ』とも思ってます。
私って、鬼かしらん?
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