息子が風邪をひいてしまい、学校を休んだ。
となると母の私も出社できない。
ワーキングマザーはとっても大変なのだ。
自宅にパソコンを持ち帰り、何の気なしにつけたテレビでは、国会中継をやっている。
質問側も原稿を棒読みして迫力がない。
答弁側も原稿を棒読みする。
シナリオ劇じゃあるまいし(笑)
そもそも答弁って中継でやるべきなの(笑)
みんな何を期待して見ているのだろう?
日頃から現政権の不甲斐なさに幻滅感を抱いていて、厳しい質問攻めに遭うことを期待しているのかも…
「充実させます」「強化します」「全力を挙げて」「真摯に対応」・・・の政治家的発言ばかり。はぐらかすから、「具体的にどんな姿なのか、それを説明してください」「何をどれだけ良くするのかの目標を説明してください」となる。
菅首相の答弁を聞きながら、情けないな〜と思ってしまった。
この人は、薬害エイズ問題での活躍が心に残っている。
功績は大きい。さすが!と大絶賛したもんね。
おまけに、とっても目立つ仏ぼくろ。微かな期待があったんだけど。
すっかり顔変わっちゃったね。今は当時の面影はなく、目にも勢いがない。
重箱のスミをつつくような激しい追及で、すっかり疲弊してしまっている。脳みそのほとんどを「かわすためだけ」に使っちゃってるようだ。
実力が発揮できていない。
それどころか、もうすでに余裕すらない。。。
大体、一国の主たる首相がそれではいけないのだ。
チマチマ、こまごま、弁解を考えていてはいけない。
今の日本を、良い方向に導くにはどうすればいいか、大きな目でとらえ、おおらかに実行していけばよいのだ。
うちだって超!零細企業だけど、社長の私は、社員に対して夢を語り、会社として進む道筋を示している。
それがないと、みんなが右往左往して協力が得られなくなるか、はたまた無気力になってしまい、実力が発揮できない。
そしてやがて「ゆめみらい丸」は転覆しちゃうのだ。
どんな企業でも経営理念とか経営計画とかがあるはず。長たる者は、それを充分に伝えて、大きく舵をきっていけばいいんだよ。
そして周りは、もっと優しい気持ちになって見守るべき。
自分の家族や愛しい人に対するように、応援していくよ、頑張ってねってな気持ちになれないものか?
批判だけならだれでもできる。
批判しただけで、偉くなった気がしていないか?
嘆くだけで終わっていないか?
応援してやるから思う存分やってみろなんて、大きな懐の人はいないのか?
面白おかしく記事を書きたいマスコミにつぶされ、足を引っ張る欲深議員たちに引きずりおろされていくのだ。
前の首相もそうだったように。
そして菅さんの後に誰が首相になっても。
そういう思いが覚めやらぬ中、嫌な想像が頭をよぎる。
日本が第二次世界大戦前の1920年代、慢性的な不況、独占資本の形成、関東大震災、金融恐慌等によって、政党政治、議会政治への不信感が高まり、軍部独裁へと傾斜していった。
もしかして、それと同じ道を歩もうとしてないか?
昼下がりの穏やかな陽だまり。
二匹の犬たちがまどろむ。
仕事はできなかったけど、たまにはこうした緩やかな時間もいいものだ。
そしてたまたま見たこの国会中継。
こんな時間の放送を誰が見ることができる?
会社勤めならまず無理。
すると大半が主婦かも?
昼の話題としては芸能スキャンダルのほうが知りたい情報だろうしね。
何のための、誰のための中継なのだろう。。。膨大な中継費用と国会開催費用。。。
今だ民主主義よりもマシな政治制度を、考えつかない愚か者だ。
そして民主党の政権はもう御仕舞いだ。
だからといって政治不信になってはいけない。
それは「狭量な理想主義者」のする事である。
自分は自分の責任を果たす。
相互にしっかりと信頼を築く努力をする。
千里の道も一歩からである。如何なものだろうか?
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