ゆめみらいの事務所に、警察と名乗る男性が電話してきました。
弊社の管理物件の、ある入居者について情報を教えろというのです。
う〜ん、それって、電話で聞く事じゃあ、ないでしょ。
不動産の仕事では、個人情報の保護には、とっても気を使います。
年収や月収はもちろん、預金の残高、家族構成、他のローンの支払いなどなど、まるでお財布の中まで見せてもらうように、プライベートまで突っ込まないと円滑な取引は出来ないのです。
だから、個人情報の管理はとても慎重です。
知りえたことは、決して他に漏らしません。
たとえそれが、賃貸のお客様のことだったとしても。
たとえそれが、捜査のためと言われても。 捜査に協力しないわけじゃないけど、どっかおかしい。
電話なんかで迂闊に教えるわけにはいきません。お客様の大切な個人情報なのですから。
何度も確かめましたが、「広島県警察本部の○○です」と名乗る。
声の調子はとっても本物っぽい。
「事務所にお出でいただいて警察手帳が確認できればお答えしますが、電話ではお答えできませんよ。
警察の方なら、当然にご存じでしょう?」というと、相手はちょっとうろたえた様子。
言い訳のようなことをブツブツ言い始めます。
「あっ! もしかしてあんた、詐欺師じゃろ〜 警察を名乗ってこんな電話してきて。騙されんけえね! 警察に言うよ!」って、怒鳴って切っちゃいました。
うふふ。多分、本物の警察でしょう。
わかってはいるけど、あの時のスピード違反やら、携帯電話の違反やら、積年の恨み(逆恨み?)を解消〜 私は警察が大嫌いなのだ。
あ〜ちょっとスッキリ ・・・・・というのはナイショですが。
案の定、電話の後で慌ててやってきましたね〜
もちろん警察手帳は見せてもらいました。しっかりとね。
さてその後。何日かして、お菓子が会社に届きました。
その警察官がわざわざ持ってきてくださったらしく、捜査協力のお礼だそう。
お菓子なんか貰わなくても捜査には協力するのに。
そうか!私が怒鳴ったので、仕返しが怖くってお菓子を持って来た?と一瞬思いましたが、そういえば、前に殺人事件があった時の捜査でも、お菓子を貰ったことがあったっけ。
そもそも、これはどういう名目でのお菓子購入なんでしょうね?
警察も私たちの血税で賄われてるんだから、余計なお金を使わないでほしいな。
一銭の得にもならず、時間の無駄だと考える人も居るでしょうし、拘りたくないと考える人も居るのは確か。
そんな方々からの協力のために工夫した結果がお菓子配りだとしたら、大間違いです。
そもそも警察は、そんな人たちに捜査協力の必要性について、きちんと話し、理解を得るべき。それが出来ずして、犯人逮捕なんて無理。
警察側が手抜きをしてるとしか思えません。
そういえば、熱血漢というか、誠意や情熱を持った人って少なくなりましたねえ。
そして、正しいことを正しいと言える人も。
このコラムを書いているちょうど今、自民党の総裁選をやってますが、今回の争点は領土問題だけ?候補者の皆がその話で、とても違和感があります。
経済は?消費税増税後の失速する景気は?社会保障は?いろいろな問題は一体どこへ?? しかも、与党時代の自分たちが何もやらなかったことを棚に上げて、自分なら出来ると言っている総裁選のメンバーを見ていると、頭悪いを通り越して、呆れてものが言えません。
もはや政治では、世の中は良い方向へは変わりません。
最近、不動産の知識や経験が何かの役に立たないか?と考えることが多くなってきました。
正しいことを正しいと言い、本当に大切なものは何かを見失わずにいたい。
社会奉仕・職業奉仕の心で、逆風に負けず、くじけずに。
最後の最後で、たとえたった一人になったとしても、流されずにいたいと思うのです。
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